功效及効果

1、腎を補い、陽を助ける：サエンシは甘く温かく、収斂作用もあり、腎を補い、陽を助け、精液を固め、尿を収斂する作用があります。腎虚による遺精や滑泄、過多な白帯などの治療に使用され、ロング、貝母、蓮子などと併用されます。また、腎虚による腰痛の治療には、トコジン、サンゴイセイなどと一緒に使用されます。

2、肝を養い、目を明るくする：サエンシは肝と腎経に属し、肝腎不足による目の栄養不良、目が暗くなる症状、めまいなどの治療に使用されます。ウコギ、ツツジの実、キクなどと一緒に使用され、肝腎を補い、精血を益し、目を明るくします。

使用上の禁忌

サエンシは温めて補い、収斂する薬であり、陰虚火旺、排尿困難な人は服用すべきではありません。火照りの症状が現れるのを防ぎます。

使用方法

サエンシは秋の終わりから冬の初めに果実が成熟し、まだ割れていない時に収穫し、日干しにして、不純物を取り除きます。生用または塩蔵して使用します。

識別のコツ

サエンシはやや腎臓の形をしており、少し扁平で、長さ2〜2.5mm、幅1.5〜2mm、厚さ約1mmです。表面は滑らかで、茶緑色または灰褐色で、縁の一部が微凹んでおり、円形の種子瘤があります。硬質で、砕けにくいです。胚葉が2枚あり、淡黄色で、胚根が曲がっており、長さ約1mmです。香りは微かで、味は淡く、噛んだときに豆のような味がします。